住所:〒272-0143
千葉県市川市相之川4丁目8番地14-201
TEL:047-300-2581
FAX:047-300-2585
営業時間:9:30~17:30
2020.12.1発行
サンカラーメルマガ No.158
皆様、お元気にしていらっしゃいますか。
2020年もとうとう師走になってしまいました。今年は新型コロナウイルスに振り回さ
れた一年でした。仕事のやり方も様変わり、外出する機会も少なくなり、世の中
も大いに変化してしまいました。
来年は新型コロナウイルスのワクチンも普及してくれることを期待しましょう。
そんな中、2020年も残すところ1か月、元気に乗り切りましょう。
今月のメルマガではDatacolor社の 新製品であるColorReader Spectroをご紹
介させていただきます。
ご意見、ご質問なんでも結構です。メールをお待ちしています。
_/_/_/_/_/__/_/_/ Datacolor社の ColorReader Spectro _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
Datacolor社はデスクトップの分光光度計からハンディタイプの測色機まで様々な
色を測る機器をご用意させていただいています。
その中でColorReader Spectro は一昨年ご紹介させていただいたColorReader
PROとほとんど同様の外観でありながら分光光度計として多くの機能を持ったColor
Readerファミリーの中の最高機種です。
Datacolor社のColorReader Spectro は塗料小売業者が顧客の希望する
色を提供するために希望される色見本の分光反射率を簡単かつ正確に読み込み、
より多くの塗料を販売できるように設計された、手頃な価格のハンドヘルドBluetooth
接続デバイスです。(高さ105.2mm、直径30.2mm)測色窓の大きさは6mmです。
Bluetoothによりデバイスと接続することにより、お客様独自のPOS ( Point of Sales)
システムまたはCCM((コンピューターカラーマッチング)ソフトウエアであるDatacolor
Paintとの接続も行えます。
塗料販売店での正確な調色を行うことを可能にするColorReader Spectroは
塗料販売の運用コストを削減し、収益性を高めることに貢献します。
光を照射する光学系はひとつの機器で45/0モードとSCIモードのいずれも可能です。
45/0モードでは物体に45度の角度から光を照射、90度の角度で反射してくる光
の測色を行い、可視部である400nmから700nmの10nmごとの31点の反射率を
得て反射率曲線を求めます。
それによりあらかじめ同様の光学系で作成した見本色セット(電子色ファイルの見本帳、
ファンデッキ)の中から近似色を検索することができます。
見本色セットの作成方法はColorReader PROと同様ですのでColorReader PRO
をご紹介するときにご説明します。
生活環境に近い光の照射条件であるSCI(Specular Component Included)
モードでは光源の光を球体である積分球に照射することで拡散光を物体に照射し、
鏡面反射を含む光を8度の角度から測色します。
CCM(Computer Color Matching)のために用意するデータセットはDatacolor社の
DC200のようなデスクトップ型分光光度計によりSCIモードで測色されたデータを
元に塗料会社がDatacolor Paintソフトウエアなどによって作成したものです。
塗料販売店に設置されているCCMソフトウエアDatacolor PaintとBluetoothで
接続すると ColorReader Spectroで測色した色見本のCCMが可能になります。
またd8/SCIモードでは見本色の光沢(艶消し、半艶、全艶)の違いにより測定デー
タが通常のd8/SCI分光光度計とずれが生じるため独自の光沢マトリックスを利用
することにより、補正しています。
ここでColorReaderファミリーの他の機種について簡単にご紹介させていただきます。
ColorReader ファミリーにはColorReader Spectro のほかに3機種があります。
ColorReader EzはDo it Yourself(DIY)のお店等でご使用いただく、ファミリーの
中で最も簡易な色を選定するための機器です。外見は他のColorReader ファミリー
機器とは異なってます。
ColorReaderとColorReader PROはインテリアデザイナーや技術者など広く
ご利用いただける機器です。その違いはColor Reader PROが1万色の見本色
セット(電子色ファイルの見本帳、ファンデッキ)を内蔵できるのに対しColorReader
にはそれがないことです。
ColorReader PRO本体に見本色セット(電子色ファイルの見本帳、ファンデッキ)
を取り込む流れを見ておくことにします。この手順はColorReader Spectroでも
同様です。
見本色セットの作成には自社の色見本帳をDatacolor社にお預けいただくこと
からはじまります。Datacolor社ではお預かりした色見本帳を独自の測定装置で
厳密に測定し、ウェブベースの管理ソフトウエアの元、クラウド上の専用の場所に
保存します。
塗料会社の担当者はスマートフォンからID、パスワードを使用しクラウド上の色見
本帳データ保存場所にアクセスして、スマートフォンにデータを取り込みます。
スマートフォンはiPhone及びアンドロイドのいずれでもOKです。また、スマートフォン
にデータを取り込むアプリはDatacolor社が用意しています。最後のステップは
スマートフォンからColorReader PRO本体への色見本帳データのダウンロードです。
これはBluetoothを使って行います。スマートフォン上での独自の表示機能(例え
ばロゴ表示)などを含め、塗料会社独自のモバイルアプリを組み込むこともできます。
色見本帳(ファンデッキ)は現在、すでにデーターベース化されているNCS(Natural
Color System)やドイツの色見本帳RALとライセンス契約が可能で、これらにつ
いては、色見本帳のご提出なしでダウンロードしてご利用可能です。
ColorReader Spectroには見本色セットを自機に持つ能力はありません。色の検索
を行う場合はスマートフォンやパソコンにBluetooth接続して簡単に行うことができます。
ColorReader Spectroを含めColorReader ファミリー製品はデスクトップ型の分光
光度と比較してひとつひとつは安価です。一度に複数台導入してのサプライチェーン
でのご利用等々、利用場面は多岐にわたるものと思います。
詳細なご説明は是非にお問い合わせください。ご連絡をお待ち申し上げます。
_/_/_/_/_/_/_/_/ 台湾ひとり歩き ひとり旅での食事 _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
ひとり旅ですと毎度の食事をどうするかと悩む方も多いことでしょう。私も欧米へ出
かけた際には、ひとりでレストランに入るのは躊躇してしまいます。それが台湾です
とまるで悩むことなく、いたってスムーズに食事が摂れます。それも何をいただいても
おいしい、一度に数多くの種類はいただく訳にはいきませんがそれでも一品だけと
いうことはまずありません。ご参考になるかわかりませんが私なりの朝昼晩のスタイル
を綴ってみることにします。
まず朝食です。私が泊まる宿に朝食バイキングが付いているようなところはありま
せん。もし付いていてもキャンセルです。宿からフラッとサンダル履きで外にでて、
周囲を歩き回ります。できるだけ人だかりの多い店に入り、食べたいものを指させ
ば大丈夫です。
台北での行きつけのお店の注文伝票を一枚いただいてきました。目移りしてしま
いそうにいろんなものがあるでしょう。飲料のところにある豆漿は私にとって必須です。
牛乳のような、でもちょっと違うかな。それも温、冷、熱とあり、大きさも2種類です。
他のメニューもなんとなく想像がつくでしょう。どれを選んでもまず当たり外れはあり
ません。いくら食べようとしても100元(約400円)は無理です。
昼飯。これはあらかじめガイドブックを調べ、その町ならではの名物を見つけておく
に越したことはありません。もちろん、私には密かに自分で見つけたお店もあり
ますが、それは別の機会にということにして、ここでは「台中肉員」をご紹介させて
いただくことにします。肉員というのは、豚肉主体のあんをサツマイモ粉でつくった
もちもちした皮でくるんだものです。つきあわせに春雨湯か冬粉湯をいただきます。
広めの店内はいつも賑わってます。肉圓(肉員)はお隣の彰化が本家だという
説もあります。食べ比べると、それぞれちょっと違います。
夕食は少し豪華にと思ってもひとりでは200元食べるのはまず無理です。という
のもこちらの人は日常、外でアルコールを飲むという習慣がないようなのです。郷
に入ったら郷に従えで、私は昼間の行動を終え、宿に戻りシャワーを浴びて、コン
ビニで仕入れておいた缶ビールを飲んでから夜の街にでかけます。嘉儀の「聡明
沙鍋魚頭」という大きなお店は大当たりでした。あまりのおいしさに2晩続けて通
ってしまいました。揚げた白身の魚、豆腐、白菜、キクラゲ等を煮込んだ料理です。
日本の鍋料理のようなゴッタ煮です。これに鶏肉飯を付けたらお腹いっぱいです。
台湾は地方に行くと独特の料理が実に豊富です。「しばらく食べてないな、また
××へ行かなくては」と思うばかりです!